動作解析システムを活用した
“パワーリフティング×認知科学”実験
東京都立大学
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東京都立大学・人間健康科学研究科の樋口教授の研究室では、弊社ソフトウェア「TRIAS」を長年研究に活用いただいております。
今回は「TRIAS」と「フォースプレートシステム」「モーションキャプチャシステム」を組み合わせた実験を研究室外で実施するための環境構築をご支援させていただきました。
【研究概要】
本研究は、パワーリフティング競技で12年連続日本チャンピオンになった阿久津貴史様による、スクワット動作に関する大変興味深い研究です。競技選手は練習時に軽いバーベルを⽤いた反復練習の中で合理的姿勢を追及します。
しかし、これまでは⾼負荷条件の動作解析が主流であり、低負荷での研究は非常に少なく、動作実践の意義は論じられていません。本研究の目的は、低負荷スクワット動作の意義を科学的に実証することです。
【実験環境】
大学外のジムに専用環境を構築して実施しました。
対象者はパワーリフティング経験者で、リアルなトレーニング環境でデータを取得しました。




【使用機能と活用方法】
▪TRIAS:フォースプレートのデータ収録
▪ アンプ内蔵可搬型フォースプレート(Kistler社製):地面からの力を測定
▪ モーションキャプチャシステム(他社製品):動作を3次元的に撮影、解析
TRIASは、フォースプレートのデータ収録以外でも、筋電図、ゴニオメータ(関節角度)など様々な生体情報のデータ収録と解析が可能です。解析機能は充実しており、重心動揺解析、歩行解析、心電波形を元にRR解析も可能です。動作の撮影にあわせてTRIASを活用した生体計測も行うことで動作の定量解析を可能にします。
【村上英士朗(タンク村上)選手による実験映像】
🔹連続写真はScenePicker(弊社製無料アプリ)を用いて作成しました。
🔗 ScenePicker 【シーンピッカー】



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TAKAHITO AKUTSU
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