Project story 04
製薬・化学業界における化学物質管理法規制対応の効率化
危険ドラッグの蔓延や労働現場における化学物質に起因する健康被害などの社会問題を背景に、年々化学物質の規制に関する法規制が強化されてきた。多数の化学物質を扱う製薬会社や化学会社の研究所において、化学物質の製造(合成)、試薬の購入や共同研究先への輸送などの授受を行う際、事前に取り扱う物質がどのような規制を受け、どのように取り扱わなければならないかを調査して適切に扱うことが不可欠である。一方、規制強化によって人手による法規制の確認作業は次第に困難を極めてきた。そこで、法規制物質確認の自動化システムや試薬データベースと業務アプリケーションシステムを連携させることにより、法規制対応をより確実に行うとともに効率化を実現した。当時の背景とともにプロジェクトリーダーに振り返ってもらった。