AIによる社内業務改革プロジェクト
-ゼロから始めた社内変革-
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- AI、AWS
BACKGROUND AND ISSUES
背景と課題
PROJECT OVERVIEW AND OBJECTIVES
プロジェクト概要・目的
Q'sfixにおけるAI業務活用の取り組みを、背景・目的から具体的な施策まで紹介します。
PROJECTS 01
社内ChatGPT(AI問い合わせシステム)

目的
生成AIブームを機に、社内の誰もがAIに触れられる環境をまず作ることをコンセプトとしました。活用を広げながらナレッジを蓄積し、組織全体のAIリテラシーを高めていく——その入口づくりを目的としています。
概要
RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を採用し、社内ドキュメントをAIが参照・回答するナレッジ蓄積型のチャットボットを構築しました。Azure OpenAIをベースに、TeamsやチャットからシームレスにAIを利用できる環境を整備。セキュリティ面にも配慮した社内専用の仕組みであるため、社員が安心して日常業務に活用できます。
調べものやツールの補助としての利用にとどまらず、社内ルールや手続きに関する問い合わせ対応にも活用されています。その結果、人事部門への問い合わせ工数の削減、社員が気軽に確認できる環境の整備、提出物のミス削減など、業務効率の向上につながっています。
PROJECTS 02
プロジェクト特化型AI環境
目的
社内ChatGPT構築で培ったRAGのノウハウを横展開し、各プロジェクトが独自のナレッジベースを持つ専用AI環境を提供することを目的としています。プロジェクトごとの情報をAIに蓄積することで、ドキュメント検索や質疑応答を効率化し、チーム全体の生産性向上を目指しました。
概要
既存のRAG基盤をベースに、プロジェクトごとに専用のAI環境を展開。ドキュメントをナレッジとして蓄積するだけで、AIが関連情報を検索・回答できる仕組みを実現しました。
また、フレームワークへの活用により、従来3週間かかっていた作業を1日に短縮(約95%削減)したプロジェクトもあり、開発・展開スピードの大幅な向上にも貢献しています。
PROJECTS 03
議事録生成AI
目的
会議後の議事録作成に1〜2時間を費やしていた現場エンジニアの負担を解消するために開発しました。「書く作業」から解放された時間を、より付加価値の高いコミュニケーションや業務に充てることを目指しています。
概要
会議の音声ファイルをアップロードするだけで、AIが自動で文字起こし・構造化・要約を行い、議事録として出力します。会議タイトルや参加者情報を入力するだけで使え、追加プロンプトによって出力内容を目的に合わせたカスタマイズも可能です。最大2GB・4時間の音声に対応しており、エンジニア以外の職種でも即日活用できるシンプルな操作性を実現しています。会議後の議事録作成にかかる時間を大幅に削減し、内容の迅速な共有・展開を支援します。
POROJECTS 04
営業事務ツール(請求書照合AI)

目的
毎月発生する請求書と自社の販売管理システムの手動照合作業を自動化し、照合ミスによる経営リスクを排除することを目的としています。「人が1件ずつ確認する」フローから「AIがチェック+人間が最終判断する」フローへの転換を目指しました。
概要
AI-OCR技術を活用し、会社ごとに異なるレイアウトの請求書から金額・取引先・日付などの情報を自動抽出。自社の販売管理システムのデータと自動で照合・差異検出を行い、ミスを見逃さない仕組みを構築しました。これにより経理・営業事務のダブルチェック工数を大幅に削減しています。
指定フォルダにPDFを格納するだけでAIが自動処理する操作性と、販売管理システムとのデータ連携により、業務の一元管理を実現しました。
PPROJECTS
改善点と今後の展望
AIを活用した開発が加速する一方で、生成されたコードの品質担保やレビュー基準の整備が新たな課題となっています。AIが出力するコードは動作するものの、保守性や設計の一貫性を保つためには、人間側のアーキテクチャ理解がこれまで以上に重要になります。また、活用スキルや活用度に個人差があるため、チーム全体での知見共有と標準化も引き続き取り組むべき課題です。
コードを書く作業をAIに委ねることで、エンジニアはアーキテクチャ設計・クラウド環境の構築・顧客とのコミュニケーションといった「判断が必要な領域」に集中できる環境が整いつつあります。
今後はAIを使いこなす側として、AIを取り入れたアプリケーション開発を推進していきます。AIと人間それぞれの強みを活かした開発スタイルを確立し、組織全体の技術力と提供価値のさらなる向上を目指しています。
