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Trace Coder - Upper Limb Coordination Evaluation System
トレースコーダー Trace Coder
主な利用分野
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リハビリ
トレースコーダーは、上肢協調性評価をタブレットPCで手軽に測定するために開発されました。 測定結果はデータベース化され、被験者または患者さんごとのデータの取り出し、保存、閲覧が簡単にできるため、紙による管理と比較して、客観的な定量評価が期待できます。
また、過去のリハビリデータをタブレット上に簡単に呼び出せるので、経過観察がその場で行えます。その結果、リハビリメニューや今後の方針への速やかなフィードバックが可能となります。
製品の特長
医療においてEBM(Evidence-Based Medicine)に基づくリハビリテーションは非常に重要で、これにより上肢機能の巧緻性・協調性についての評価・訓練ができます。
上肢の協調運動を評価する場合、以下の3要素が必要との研究結果が出ています。
- 「位置調整機能 (Spacing)」- 線をなぞるテスト
- 「時間調整機能 (Timing)」- 点を追うテスト
- 「力の調整機能 (Grading)」- 中心に点を打つテスト
■医療従事者様のメリット
- リハビリの経過をその場ですぐに確認できる
- 測定時間と解析時間の大幅な短縮
- 定量的かつ多面的な評価を可能にする
■患者様のメリット
- 検査結果がその場で数値化され、確認可能になる
- すぐに確認できることでリハビリテーションのモチベーションのアップに繋がる
活用領域
- 小児・発達障害における書字機能のアセスメント
- DCD(Developmental Coordination Disorder 発達性協調運動障害)児童の協調運動の評価
- 神経変性疾患のリハビリテーションツール
- 脳血管障害の評価訓練
- 手の外科領域における機能評価
◆研究開発アドバイザー
元熊本大学工学部名誉教授医学博士 村山伸樹先生
検査の種類
打点検査 -力の調整機能 [Grading] -
![打点検査 -力の調整機能 [Grading] -](https://www.qsfix.com/hubfs/%E3%80%90Qs%E3%80%91/images/product/motion_analytics/behavior_coding_system/daten.jpg)
基準の円の中心へ向け、1分間に50回のペースで直上10cmからペンを振り下ろす検査です。 入力座標(打点)と円中心部との乖離幅を算出できます。
トレース検査 - 位置調整機能 [Spacing] -
![トレース検査 - 位置調整機能 [Spacing] -](https://www.qsfix.com/hubfs/%E3%80%90Qs%E3%80%91/images/product/motion_analytics/behavior_coding_system/trace.jpg)
基線(直線、方形波、正弦波、三角波、円)から任意の図形を選択し、基線を被験者がペンでなぞる検査です。入力座標の乖離幅、面積、速度、筆圧、加速度を算出できます。 基線と入力座標の乖離幅を算出することによりリハビリの効果を確認します。
線引き検査

縦方向に描画された2直線間を結ぶ検査です。 本検査では主に「測定障害」について検査できます。
指標追跡検査 - 時間調整機能 [Timing] -

基線(直線、方形波、正弦波、三角波、円)から任意の図形を選択。選択した基線上を動体マーカーが秒速10mm程度で移動する為、被験者が動体マーカーを追従するよう基線をなぞることで、動体マーカーと入力座標の乖離幅、面積、速度、加速度、筆圧を算出する検査です。
製品仕様

TraceCoder タブレットPC仕様
タブレットモデル | Microsoft(R) SurfacePro4 以降 |
OS | Windows10 以降 |
画面サイズ | 12 インチ |
解像度 | 1920 × 1080 (※タブレットPCの最大解像度は2736×1824) |
重量 | 800g |
付属品 | カメラ・キーボード・テンキー・専用フィルム |
トレースコーダーについて
本システムは、Microsoft社のSurfaceProをベースで構成されており、システムでのご提供となります。
ソフトウェアのみでの購入を希望される場合は、別途ご相談ください。
トレースコーダーに関するお問い合わせは、こちらのページからお願いします。
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