サポート / 情報
Frame-DIAS V に関するFAQ
インストール、起動
- Frame-DIAS V をインストールして起動すると、サイドバイサイド構成のエラーが出ます。
VC2005ランタイム「Microsoft VC++ 2005 Redistributor~」のバージョンが異なるか、インストールされていない可能性があります。
「Microsoft VC++ 2005 Redistributor~」がインストールされている場合にはアンインストールしてから、
Frame-DIASインストーラの [Setup]-[vcredist_x86]-[vcredist_x86.exe] を実行してください。
- インストールを始めると「FD5の修復、FD5の削除」の選択肢が表示されます。
すでにFrame-DIAS V がインストールされている状態でインストールを実行すると、修復と削除の画面が表示されます。
一旦終了し、Frame-DIAS V をアンインストールしてから改めてインストールを実行して下さい。
- デスクトップにアイコンが無い場合、どこから起動できますか。
次の2通りいずれかから起動できます。
- Windowsメニュー(通常Windows画面の左下にあります)の
[すべてのプログラム]-[FrameDIAS5] の中にある [Frame-DIAS5] をクリックしてください。 - エクスプローラでFrame-DIASがインストールされているフォルダ(通常は C:\Program Files (x86)\FD5\)にある FDD.exeをダブルクリックしてください。
- Windowsメニュー(通常Windows画面の左下にあります)の
撮影、映像
- Frame-DIASで見ると映像の縦横比率がつぶれて見えます。
Frame-DIASではアスペクト比の補正をしていません。
WindowsMediaPlayer等では補正されて実比率で見えますが、Frame-DIASではピクセル計算の都合上 1:1 で表示しているため比率が変わって見えることがあります。
- AVIファイルを開けません。
- 別のPCのFrame-DIASでは再生できる場合、再生環境が原因の可能性があります。
その映像に適したコーデックをインストールすることで改善することがあります。 - 映像を作成するツール(映像変換ソフト等)によってAVIファイルの中身は様々なため、特に、数あるフリーソフトで作られた映像ファイルではFrame-DIASで開けないあるいは正常に再生できないケースが多々みられます。
個々のソフトへの対応は難しいため、変換には弊社にて動作確認済みの変換ソフト(※)のご利用をお奨めしております。
※【推奨ソフト】グラスバレー製EDIUSシリーズ、ペガシス製TMPGEnc Video Mastering Works - AVIファイルの場合、ファイル容量が1.5GB程度を超えると正常に再生できない場合があります。
この場合、短い時間に切り出すなど、ファイル容量の小さい映像にすると正常に再生できるようになります。
- 別のPCのFrame-DIASでは再生できる場合、再生環境が原因の可能性があります。
- 既存のデータファイルを開くと映像が表示されません。
- 映像ファイルの場所のリンクが切れている可能性があります。
データファイルに記録されている場所と、映像が現在ある場所が異なっていると開くことができません。
[設定]-[動画ファイルの情報]メニューから、使用している動画ファイルの場所を確認することができます。実際にある場所と異なる場合には、[Link]ボタンから指定し直すことができます。
また、リンク先に映像が見つからない場合には、データファイルと同じ場所も探すようになっていますので、データファイルと同じ場所に映像を置くとリンク切れを防ぐことができます。 - PCの再生環境の違いにより、あるPCでは再生できていた映像が、別のPCでは再生できないことがあります。
この場合には、その映像ファイルの再生に必要なコーデックをインストールすることで改善します。
- 映像ファイルの場所のリンクが切れている可能性があります。
- 推奨される映像変換ソフトは何ですか。
弊社にて動作確認を取れている変換ソフトは以下のとおりです。
- グラスバレー製 EDIUSシリーズ
- ペガシス製 TMPGEnc Video Mastering Works 5, 6
- 映像を複数開いていくと「メモリが不足しています」のエラーが出てそれ以上開けません。
Frame-DIASの消費メモリ量が大きくなっている可能性があります。
この場合、Frame-DIASを終了してから再度Frame-DIASを起動すると改善することがあります。
また、映像の再生モード(VFW/DirectX/MF)を変更することにより改善することがあります。
- 映像の実際の長さとFrame-DIASで表示される時間の長さが異なります。
フレームレートが不定の(変動する)形式(※)で録画された映像をFrame-DIASで開くと、総時間を正しく表示できません。
全フレームを表示してデジタイズは可能です。
※例:iPadで録画したMP4映像
- 3次元撮影でフレームレートが異なるカメラを混在利用できますか。
混在可能です。フレームレートはカメラごとに設定できます。
[設定]-[時間情報設定] にて映像バーを選択し、[各カメラ]-[プロパティ] にてフレームレートを設定できます。
分析する周波数は [設定]-[時間情報設定]-[デジタイズ周波数] で指定します。この時間間隔でコマが送られ、その時刻に一番近い映像フレームが表示されます。
フレームレートの速いカメラのスピードが、遅いカメラの整数倍となる組み合わせをおすすめします。
- 部屋が狭くて被写体が画角に収まりません。カメラを90度傾けて縦長に撮影しても大丈夫ですか?
利用できます。
ただし、Frame-DIAS上で映像を回転することはできませんので、傾いた映像のままでご利用頂くことになります。
- カメラ2台で正しくデジタイズしてあるのに3次元のスティックピクチャがおかしくなります。
カメラ2台で正しくデジタイズされていて、キャリブレーションも正しく行われているにもかかわらず3次元座標に異常が見られる場合には、以下のような可能性があります。
- 3次元座標は「実長換算」した時点で更新されます。デジタイズを追加、変更した後には「実長換算」を行ってください。
- カメラ2台の位置関係に問題がある可能性があります。
3次元撮影では、2台のカメラの向きが平行に近くなると奥行き方向の精度を確保できず、正しい3次元座標を得ることができません。
カメラ間の向きが60度~120度となるような配置をおすすめします。 - 試技の画像とキャリブレーションの画像とで、画角が異なっている可能性があります。
キャリブレーションした以後にカメラが動いてしまったり、ズームやフォーカスを変更してしまったケースが考えられます。
特に、録画の開始や終了のボタンを押す際にカメラが動いてしまうことがありますのでご注意下さい。
- 3次元座標が一時的に大きくゆがみます。
- そのコマでデジタイズしているカメラの位置関係に問題がある可能性があります。
カメラの光軸が同じ方向を向いている、あるいは向かい合っていると、3次元座標の精度が低下します。
2台以上でデジタイズされていれば原理上は3次元座標を算出できますので、コマにより使用するカメラの組み合わせが異なっても構いませんが、 向きが近い(または向かい合っている)カメラだけが使われることを避けて下さい。
別のカメラでもデジタイズを追加したり、3台以上でデジタイズされていれば、 向きの近い1台のデジタイズ座標を削除することによって改善することができます。 - カメラを振りながら撮影するパンニングDLTの場合、
キャリブレーションに使用するコントロールポイントの組み合わせがコマにより変動します。使えるコントロールポイントの配置が不適切な場合(2次元的な配置にしかならない等)に3次元座標が乱れてしまいます。
- そのコマでデジタイズしているカメラの位置関係に問題がある可能性があります。
- 使える動画はAVIだけですか。MP4やMOVは使えませんか。
Frame-DIAS V のVer2.00以降では、AVIの他にMP4とMOVも開くことができるようになりました。
これより前のバージョンでは、AVIのみご利用いただけます。
- 映像の形式(プログレッシブ/インタレース)がどちらかわかりません。
映像を1コマずつコマ送りすることにより、正常な間隔で再生されているかどうか確認してください。
間違って選択されている場合、以下のように再生されますので判別することができます。- プログレッシブなのにインタレースに設定した場合
コマ送りすると、同じ時刻の画像が2コマずつ続きます。
この場合はプログレッシブに変更して下さい。 - インタレースなのにプログレッシブに設定した場合
コマ送りすると、別時刻の2画像が1ラインごとに重なって表示されます。
動きの速い場面を見ればぶれて見えるので判断がつきます。
この場合はインタレースに変更して下さい。 - インタレースで「ODD/EVEN」と「EVEN/ODD」が逆の場合
進んで戻って進んで戻って・・・とカクカクした再生になります。
この場合は逆を選んで下さい。
- プログレッシブなのにインタレースに設定した場合
- キャリブレーションした後にカメラを動かしてしまいました。撮影した映像は使えませんか。
キャリブレーション後に画角が変化してしまった(可能性のある)場合、新たにキャリブレーション撮影を行ってください。
試技とキャリブレーションでは同じ画角の映像の組み合わせでご利用ください。
試技の実施前に加えて、全試技の終了後にも念のためキャリブレーション撮影を行っておくと安全です。
キャリブレーションした後では、以下にご注意下さい。- 三脚を動かさないようご注意下さい。三脚の足やケーブルをガムテープ等で地面に固定すると安心です。
- ズーム、フォーカスを操作しないで下さい。
- リモコンの無いカメラでは、録画開始と終了の操作でカメラが動かないようご注意ください。
画角の移動がわずかで平行移動と見なせる程度の場合には、デジタイズ座標を一定量一括でシフトすることにより改善できることがあります。
デジタイズ座標を一括でシフトする手順は以下の通りです。
①デジタイズシートでセルをダブルクリック
②[移動] [全ポイント 全コマ] を選択
③移動量を入力
④[OK] ボタンをクリック
- 長いAVIファイルを使えますか。
AVIファイルの場合、ファイル容量が1.5GB程度を超えると正常に再生できない場合があります。
短い時間に切り出すなど、ファイル容量の小さい映像にすると正常に再生できるようになります。
変換には弊社にて動作確認済みの変換ソフト(※)のご利用をお奨めしております。
※【推奨ソフト】 グラスバレー製EDIUSシリーズ、ペガシス製TMPGEnc Video Mastering Works
※各種フリーソフトで作られた映像ファイルでは、Frame-DIASで開けないあるいは正常に再生できないケースがありますのでご注意下さい。
- コマ送りすると同じ画像が2コマずつ続きます。
映像を再生するモードが正しくない可能性があります。
[設定]-[時間情報設定] の [表示モード] が「Progressive」になっているようであれば「ODD/EVEN」または「EVEN/ODD」に切り替えてお試し下さい。
※「ODD/EVEN」と「EVEN/ODD」では再生するコマの順番が異なります。コマ送りして正しい順に再生される方を選択して下さい。
キャリブレーション
- キャリブレーションのデジタイズを間違えました。消すにはどうすればいいですか。
そのポイントを指定してデジタイズし直すと上書き修正することができます。
削除したい場合には、キャリブレーション設定画面の表示モード(View)を [XY & Z] から [Table] に変更して、表で削除することができます。
- 既に完成しているファイルのキャリブレーション情報を他のファイルに流用できますか。
可能です。
[ファイル]-[エクスポート] メニューから、キャリブレーションデータファイル(.cal)を出力することができます。
そのcalファイルを別のfdvファイルでインポートして利用できます。
- 2次元4点実長換算したいのですが、キャリブレーション用の映像がありません。
2次元4点実長換算には、
①横方向のスケール(ここからここまでが○m)
②画像の縦と横の伸縮比率
が必要です。
キャリブレーション用に準備した映像がない場合でも、動作面上で横方向に距離の分かる2点があれば、実寸への換算①が可能です。
さらに、画面の縦方向と横方向に同じ長さの目印が映っていれば、縦横比の補正②も可能です。
- キャリブレーションはファイルごとに毎回する必要がありますか。
キャリブレーション設定ファイル(.CAL)をエクスポート/インポートすることができます。
- 規則的な格子状ではない配置でのキャリブレーションはできますか。
可能です。
キャリブレーション設定画面([設定]-[キャリブレーション]メニュー)にて、[View]で[Table]を選択してください。表形式で任意の基準座標を設定することができます。
- キャリブレーションした後にカメラを動かしてしまいました。撮影した映像は使えませんか。
キャリブレーション後に画角が変化してしまった(可能性のある)場合、新たにキャリブレーション撮影を行ってください。
試技とキャリブレーションでは同じ画角の映像の組み合わせでご利用ください。
試技の実施前に加えて、全試技の終了後にも念のためキャリブレーション撮影を行っておくと安全です。
キャリブレーションした後では、以下にご注意下さい。- 三脚を動かさないようご注意下さい。三脚の足やケーブルをガムテープ等で地面に固定すると安心です。
- ズーム、フォーカスを操作しないで下さい。
- リモコンの無いカメラでは、録画開始と終了の操作でカメラが動かないようご注意ください。
画角の移動がわずかで平行移動と見なせる程度の場合には、デジタイズ座標を一定量一括でシフトすることにより改善できることがあります。
デジタイズ座標を一括でシフトする手順は以下の通りです。
①デジタイズシートでセルをダブルクリック
②[移動] [全ポイント 全コマ] を選択
③移動量を入力
④[OK] ボタンをクリック
- 誤差はどのくらいですか。
距離と角度について精度検証を行った結果を下記よりご覧下さい。
>「運動分析システム比較検討会2002」の結果(引用元:臨床歩行分析研究会)
デジタイズ
- デジタイズ中にスティックピクチャの色を変えるには。
[設定]-[スティックピクチャのデザイン/軌跡] メニューから変更することができます。
線の色は [結線] タブから変更できます。
- 自動デジタイズ(二値化)でうまく追従できません。
自動デジタイズ(二値化)では、明暗の差をで対象を識別します。
途中で追尾できなくなる場合には、追尾したい対象の明るさの範囲を調整することにより改善することができます。
デジタイズプロパティ画面の [二値化レベル] にて、追尾対象の明るさの上限と下限を設定して下さい。
2D/3D座標
- 「右股関節中心」「左股関節中心」(仮想点)の座標が正しくありません。
仮想点として(右/左)股関節中心を作成した後で、身体モデルからポイントや仮想点を追加/削除した場合に、 股関節中心の定義で指定されているポイントがずれてしまうことがあります。
仮想点の股関節中心の定義を確認してください。
- 3次元座標をテキストファイルからインポートできますか。
Frame-DIAS が読み込める3D形式(.3d)に編集すればインポートできます。
ファイル形式はハンドブックをご覧下さい。
- 2次元座標をテキストファイルからインポートできますか。
Frame-DIASが読み込める2D形式(.2d)に編集すればインポートできます。
ファイル形式はハンドブックをご覧下さい。
- 3次元座標をExcelに持っていけますか。
可能です。 解析シート下部の [コンテナ] にある [表データ] に3次元座標が入っています。
この表のセルをコピー&ペーストすることにより、Excel等へ貼り付けることができます。
- 2次元データの左右(X方向)を反転できますか。
Frame-DIAS V では可能です。Frame-DIAS IVではできません。
[設定]-[キャリブレーション] からキャリブレーション設定画面を表示し、 [X座標を反転] にチェックを入れてください。
- 仮想点にある「右股関節中心」「左股関節中心」の座標はどのように算出していますか。
骨盤のランドマークの座標を基にして股関節中心を推定しています。
以下のポイントをデジタイズして3次元座標を得る必要があります。
「右ASIS」「左ASIS」「左右PSISの中点」
(ASIS: 上前腸骨棘、 PSIS: 上後腸骨棘)
- カメラ2台で正しくデジタイズしてあるのに3次元のスティックピクチャがおかしくなります。
カメラ2台で正しくデジタイズされていて、キャリブレーションも正しく行われているにもかかわらず3次元座標に異常が見られる場合には、以下のような可能性があります。
- 3次元座標は「実長換算」した時点で更新されます。デジタイズを追加、変更した後には「実長換算」を行ってください。
- カメラ2台の位置関係に問題がある可能性があります。
3次元撮影では、2台のカメラの向きが平行に近くなると奥行き方向の精度を確保できず、正しい3次元座標を得ることができません。
カメラ間の向きが60度~120度となるような配置をおすすめします。 - 試技の画像とキャリブレーションの画像とで、画角が異なっている可能性があります。
キャリブレーションした以後にカメラが動いてしまったり、ズームやフォーカスを変更してしまったケースが考えられます。
特に、録画の開始や終了のボタンを押す際にカメラが動いてしまうことがありますのでご注意下さい。
- 3次元座標が一時的に大きくゆがみます。
- そのコマでデジタイズしているカメラの位置関係に問題がある可能性があります。
カメラの光軸が同じ方向を向いている、あるいは向かい合っていると、3次元座標の精度が低下します。
2台以上でデジタイズされていれば原理上は3次元座標を算出できますので、コマにより使用するカメラの組み合わせが異なっても構いませんが、向きが近い(または向かい合っている)カメラだけが使われることを避けて下さい。
別のカメラでもデジタイズを追加したり、3台以上でデジタイズされていれば、向きの近い1台のデジタイズ座標を削除することによって改善することができます。 - カメラを振りながら撮影するパンニングDLTの場合、
キャリブレーションに使用するコントロールポイントの組み合わせがコマにより変動します。使えるコントロールポイントの配置が不適切な場合(2次元的な配置にしかならない等)に3次元座標が乱れてしまいます。
- そのコマでデジタイズしているカメラの位置関係に問題がある可能性があります。
- [実長換算] ボタンを押すとエラーが発生します。
「キャリブレーションでエラーが発生しました。」と表示される場合、キャリブレーションの設定が入力されていない可能性があります。
パンニングの場合には、問題の生じているコマ番号が表示されます。そのコマで使用するリファレンスポイントが指定されていない、またはそのコマで使用できるコントロールポイントが不足しているなどの可能性があります。
特にパンニングDLTでは、そのコマの画角の外にはみ出したコントロールポイントは使用されませんので、1つのリファレンスポイントに対するコントロールポイントをできるだけ多く用意することをおすすめします。
- デジタイズプログラムだけで座標の規格化ができますか。
デジタイズプログラムでは2次元/3次元座標の規格化が可能です。
- 3次元座標の値はどこで確認できますか。
実長換算して作られた3次元座標の値は、以下のいずれかから確認できます。
- 解析シート下部にあるコンテナの [TopMenu] にある[表データ]をダブルクリック、または描画エリアへドラッグ&ドロップして、3次元座標一覧表を表示できます。
- [ファイル]-[エクスポート] メニューより、ファイルの種類を [3Dデータ(*.3d)] とし、3次元座標をテキストファイルに出力できます。
- スティックピクチャが表示されません。
- 2次元/3次元座標が算出されていない可能性があります。
試技のデジタイズがされていることを確認のうえ、実長換算を行ってください。 - 2次元/3次元座標が算出されているにもかかわらずスティックピクチャが表示されない場合、
スティックピクチャが画面外にはみ出している可能性があります。
スティックピクチャエリアをクリックすると表示される [視野設定] 画面の [リセット] ボタンをクリックすると、スティックピクチャの位置が画面中央に戻ります。
- 2次元/3次元座標が算出されていない可能性があります。
スティックピクチャ
- スティックピクチャをOffice製品(Excel, PowerPoint等)でグループ解除して編集利用できますか。
Frame-DIAS IV 以降ではできません。
- カメラ2台で正しくデジタイズしてあるのに3次元のスティックピクチャがおかしくなります。
カメラ2台で正しくデジタイズされていて、キャリブレーションも正しく行われているにもかかわらず3次元座標に異常が見られる場合には、以下のような可能性があります。
- 3次元座標は「実長換算」した時点で更新されます。デジタイズを追加、変更した後には「実長換算」を行ってください。
- カメラ2台の位置関係に問題がある可能性があります。
3次元撮影では、2台のカメラの向きが平行に近くなると奥行き方向の精度を確保できず、正しい3次元座標を得ることができません。
カメラ間の向きが60度~120度となるような配置をおすすめします。 - 試技の画像とキャリブレーションの画像とで、画角が異なっている可能性があります。
キャリブレーションした以後にカメラが動いてしまったり、ズームやフォーカスを変更してしまったケースが考えられます。
特に、録画の開始や終了のボタンを押す際にカメラが動いてしまうことがありますのでご注意下さい。
- 3次元座標は「実長換算」した時点で更新されます。デジタイズを追加、変更した後には「実長換算」を行ってください。
- 3次元座標が一時的に大きくゆがみます。
- そのコマでデジタイズしているカメラの位置関係に問題がある可能性があります。
カメラの光軸が同じ方向を向いている、あるいは向かい合っていると、3次元座標の精度が低下します。
2台以上でデジタイズされていれば原理上は3次元座標を算出できますので、コマにより使用するカメラの組み合わせが異なっても構いませんが、向きが近い(または向かい合っている)カメラだけが使われることを避けて下さい。
別のカメラでもデジタイズを追加したり、3台以上でデジタイズされていれば、向きの近い1台のデジタイズ座標を削除することによって改善することができます。 - カメラを振りながら撮影するパンニングDLTの場合、
キャリブレーションに使用するコントロールポイントの組み合わせがコマにより変動します。使えるコントロールポイントの配置が不適切な場合(2次元的な配置にしかならない等)に3次元座標が乱れてしまいます。
- そのコマでデジタイズしているカメラの位置関係に問題がある可能性があります。
- スティックピクチャが1点しか表示されません。
実長換算した直後や2次元/3次元座標をインポートした直後に描かれるスティックピクチャは、データに含まれる全座標を表示できるスケールに自動フィットされています。
スティックピクチャが1点につぶれて表示される場合には、どこかのコマに異常に大きな座標値が含まれている可能性があります。
- デジタイズ中にスティックピクチャの色を変えるには。
[設定]-[スティックピクチャのデザイン/軌跡] メニューから変更することができます。
線の色は [結線] タブから変更できます。
- スティックピクチャを大きく表示できますか。
スティックピクチャをダブルクリックすることにより、浮きウインドウで表示させることができます。浮きウインドウは任意のサイズに拡大することができます。
また、解析シートの描画エリア区分の縦幅(高さ)は3段階に変更できます。画面右上のリストボックスより変更します。
- スティックピクチャが表示されません。
- 2次元/3次元座標が算出されていない可能性があります。
試技のデジタイズがされていることを確認のうえ、実長換算を行ってください。 - 2次元/3次元座標が算出されているにもかかわらずスティックピクチャが表示されない場合、
スティックピクチャが画面外にはみ出している可能性があります。
スティックピクチャエリアをクリックすると表示される [視野設定] 画面の [リセット] ボタンをクリックすると、スティックピクチャの位置が画面中央に戻ります。
- 2次元/3次元座標が算出されていない可能性があります。
解析一般
- 複数本を重ねて表示したグラフの凡例が一部しか表示されません。
以下のいずれかにより、表示本数を増やすことができます。
- グラフ配置エリアの縦幅を3段階に変更できるので、縦幅を拡げることで表示数を増やせます。
- 複数のグラフ配置エリアをまたいで拡大配置することができます。
[Ctrl]キーを押しながらグラフ左上のグラフタイトルをドラッグします。水色のエリアに拡大配置されます。 - グラフタイトルをダブルクリックすると浮きウィンドウで表示でき、グラフを任意のサイズに拡大できます。
- 実長換算し直しても関節トルクのグラフが更新されません。
関節トルクのグラフは実長換算しただけでは更新されません。
[設定]-[解析設定] を開き、[OK]することにより更新されます。
- ボールの投射角を算出できますか。
1コマ内での線分間の角度を算出する仕様ですので、投射角度のように2コマにまたがって定義される線分の角度を算出するには工夫が必要です。
デジタイズシートを編集することにより、投射直後の2コマ分の座標を1コマ内に入力すれば、投射方向のベクトルを定義することができます。
- 1コマだけデジタイズしてあるデータの解析グラフが出ません。
グラフはデータが2コマ以上連続しないと表示されません。
- Frame-DIASのバタワース型フィルタの次数はいくつですか。
位相ずれ(時間ずれ)をなくす工夫として、2次のフィルタを2回適用し、結果として4次のフィルタになっています。
- 「解析設定」メニュー(またはボタン)を押すことができません。
- デジタイズシートでは解析設定メニュー(またはボタン)が無効となります。解析シートへ移動してお試しください。
- ご利用のライセンスに解析機能が含まれていない可能性がございます。
機能グレードは、[ヘルプ]-[バージョン情報] メニューよりご確認いただけます。 [デジタイズ / 2D] であれば、2次元解析の機能をご利用いただけます。
[デジタイズ / 2D / 3D] であれば、2次元解析と3次元解析の機能をご利用頂けます。
- 誤差はどのくらいですか。
距離と角度について精度検証を行った結果を下記よりご覧下さい。
>「運動分析システム比較検討会2002」の結果(引用元:臨床歩行分析研究会)
床反力
- TRIASから床反力をインポートしたい。
2通りの方法で床反力データをインポートすることができます。
■TRIASデータ(.trs ファイル)をインポート
TRIAS Ver1.6以上で作成した trs ファイルを直接インポートすることができます。
[手順1]: [ファイル]-[インポート] メニューを開きます。
[手順2]: [ファイルの種類] は「TRIASデータ(*.trs)」を選択します。
[手順3]: 床反力を含むTRIASデータ(trsファイル)を選択して [開く] ボタンをクリックします。
■弊社指定形式のテキストファイル(.csv ファイル)をインポート
TRIASから床反力をDKHフォーマットテキストファイル(.csv)でエクスポートすれば、Frame-DIASでインポートすることができます。
[手順1]: [ファイル]-[インポート] メニューを開きます。
[手順2]: [ファイルの種類] は「DKHフォーマットデータ(*.csv)」を選択します。
[手順3]: 床反力を含むDKHフォーマットデータ(csvファイル)を選択して [開く] ボタンをクリックします。
読み込まれた床反力データは、解析シート下部の「コンテナ」に追加されます。
[RawData]-[RawFp1], [RawFp2], ...のようにフォルダができます。
- インポートした床反力のベクトルが正しく表示されません。
床反力計の位置と向きを設定する必要があります。
[設定]-[床反力データ設定] から床反力計の配置を設定してください。
- 床反力データをインポートできますか。
■TRIASで計測した床反力データの場合
別項「TRIASから床反力をインポートしたい。」をご覧下さい。
■他のシステムで計測した床反力データの場合
弊社指定形式のテキストファイル(DKHフォーマットデータ)で床反力をインポートできます。
6分力を「DKHフォーマットデータ」に編集できればFrame-DIASに読み込むことができます。
ファイルフォーマットは、添付のサンプルファイルをご覧下さい。
>添付資料はこちら
- インポートした床反力の向きや荷重位置(作用点)が正しくありません。
床反力計(フォースプレート)の配置(位置と向き)を設定する必要があります。
[設定]-[床反力データ設定]メニューから設定して下さい。
キスラー製床反力計の座標軸方向は、床反力計の側面に記載されています。
ファイル
- 既に完成しているファイルのキャリブレーション情報を他のファイルに流用できますか。
可能です。
[ファイル]-[エクスポート] メニューから、キャリブレーションデータファイル(.cal)を出力することができます。
そのcalファイルを別のfdvファイルでインポートして利用できます。
- ポイント(マーカー)名やセグメントの設定はファイルごとに毎回する必要がありますか。
身体モデルファイル(.MDL)をエクスポート/インポートすることができます。
- データファイルを開くとメッセージが出て開けません。 「File format error」
Frame-DIASで作成したファイルは、そのバージョン以降のFrame-DIASで開くことができます。
作成したバージョンよりも古いFrame-DIASではそのファイルを開くことができません。
- データファイルを開くとメッセージが出て開けません。「このファイルの形式を認識できません。このファイルを読み込むことができません。」
Frame-DIASで作成したファイルは、そのバージョン以降のFrame-DIASで開くことができます。
作成したバージョンよりも古いFrame-DIASではそのファイルを開くことができません。
システム開発やDXなど
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